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子供の頃、両親に連れられての外食には思い出が詰まっています・・
阿倍野の近鉄百貨店・大食堂で初めて食べたスパゲッティ・ナポリタン…
目玉焼きとソーセージ（赤皮の）が忘れられないですネ。
昭和期にはアルデンテに茹でると云った概念は一般的でなく…
あらかじめ茹で置きした麺をケチャップで味付けしながらフライパンで炒め直す焼きうどんに近いものでした。。
少し大人になって・・
イタリア料理はスパゲッティやピザだけではないことを知りました…
神戸北野のベルゲン、
神戸元町のドンナロイヤ、宝塚のアモーレ・アベーラ、
大阪北新地のヂヂ、心斎橋のコロッセオなどに足繁く通いましたヨ。。
だけど、料理にワインを合わすなんてこれっぽっちも知らないものですから…
オーダーしていたワインといえばいつも・・フラスカティでした。。
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フラスカティ：
伊 ラツィオ州／ティレ二ア海沿岸地帯（州都ローマ）
ぶどう品種はマルヴァージア種・トレッビアーノ種
ローマでいちばん飲まれている辛口白ワイン。
清涼感のある軽快な味わいです。しかも安価！
スパゲッティ・カルボナーラには最高の相性！！
ウォッシュタイプは表面を塩水や地酒で洗いながら熟成させるタイプ。
匂いがきつく特徴があるため『癖のあるチーズ』というイメージがありますが…
食べると意外に穏やかな味で、漬物という発酵文化のある日本人には馴染みやすいかもしれません。。
代表的なマリア－ジュを紹介しましょう・・
ラミ・デュ・シャンベルタン／シャンベルタンの友…
力強くまさにそのために生まれてきたようなフロマージュ。。
勿論！合わせるワインはシャンベルタンです。
ポン・レベック（ノルマンディー地方産）には…
コルトン・シャルルマーニュの赤（ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ地区）が良く合うとされていますネ。。
私の大好きなウォッシュタイプ・フロマージュは・・
ピエ・ダン・グロワです。
ウォッシュタイプでありながら、クセがなくクリーミーで濃密なコクと厚みのある味わい…
「チーズは苦手で...」という方にもお勧めのフロマージュです。。
また、モンドールはカスタードクリームのようになめらかで美味しいですヨ！
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シャンベルタン ドメーヌ・ベルナール・デュガピ：
仏 ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区
ぶどう品種はピノ・ノワール
ジュブレ・シャンベルタン村のというより世界最高峰の造り手。
今年（2007年）のイースター／復活祭は４月８日（日）です・・
この日の６週間前からカトリック教徒は伝統的に肉や卵や脂肪分を節食するレント（四旬節）に入りますが…
レントの前に肉や卵を食べて楽しく騒いで羽をのばすという行事があります。。
それがケルンやリオのカーニバルなどで有名な『謝肉祭』です…
ニューオリンズでは全米最大のカーニバル／『マルディグラ（肥沃の火曜日）』と呼ばれています。。
現在のマルディグラの祝いは、宗教的意味合いを大きく飛び越えて誰もが楽しめるお祭りとなっていますネ…
マルディグラのシーズンになると欠かせない食べ物があります・・
マルディグラのテーマカラーでデコレーションされ、ブリオッシュ生地で作られた円形か長方形の「キングケーキ」と呼ばれるものです…
白ワインと合わせてもGOOD！です。。
イエス・キリストにちなんで『キリストの涙』なんてどうでしょうか…
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ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスーヴィオ：キリストの涙
イタリア カンパーニャ州（主要都市・ナポリ）
ブドウ品種はコーダ・ディ・ヴォルペ種ほか混醸
火山灰質の土壌により繊細さと寿命の長さを持ち合わせたワインです。
完熟させて遅摘みにしたブドウを使うことで、余韻の長いワインです。
そう云や～４月８日は花祭り・お釈迦様ご生誕の日でしたなぁ～！
白カビタイプは白カビで覆われたクリーミィーでマイルドなタイプ・・
外側から中心に向かって熟成が進み、完熟すると内部は流れ出すほど軟らかくなります…
果物との相性がとてもいいですヨ。。
代表的なマリア－ジュを紹介しましょう・・
白カビタイプといえば、すぐ頭に思い浮かぶのは、ノルマンディー地方産のカマンベールでしょうが…
お勧めなのは、風味がまさに「チーズの王様」と云われるイルドフランス地方産の『ブリ・ド・モー』です。。
フランスのボルドー地方ポムロール地区やサンテミリオン地区の赤ワインが良く合うとされています。
その他の白カビタイプにはシャウルス、クーロミエ、ヌーシャテル…
生クリームを加えてあって口あたりが良く、バターのように滑らかなシュプレム、カプリス、バラカ、ブルソー…
まさに宝箱のように美味しいものが散りばめられています。。
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クロ・デ・リタニ：
仏 ボルドー地方ポムロール地区
ぶどう品種はメルロー種１００％
このシャトーは1514年からの歴史を持っています。
年間僅か400ケースの生産量。
幻のワイン／シンデレラワインです。
聖ヴァレンタイン・デーですネ・・
この歳になると、女性からのプレゼントは特に嬉しいものです…
それが義理であろうと何であろうと。。うぅッ～（泣）
贈る側の女性としては・・
チョコレートを贈るだけでは能がないという訳でしょうか…？
最近では、本命の男性にはチョコレートの代わりにワインやシャンパーニュを贈ることが増えてきているようですネ
ただ、甘いもの好きの男性は・・
チョコレートも合わせて贈って欲しいと思っていることでしょう…
チョコレートとくれば、ベストマリア－ジュ酒はバニュルスです！
バニュルスはロクフォール（羊乳・青カビチーズ）とも合うとされています。
私の場合は、ロクフォールとバニュルスを贈ってもらうほうが嬉しい…
だけど…最近はチョコレートすら贈ってもらったことがありません！（悲）
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バニュルス：ＶＤＮ（ヴァン・ドゥ・ナチュレル）
フランス南部ルーション地方 シャプティエ社
ぶどう品種： グルナッシュ種
砂糖漬けのアンズ（杏）やチェリー（さくらんぼ）のような・・
葡萄の天然の甘味が生きています。
キンキンに冷やして飲んでみてください。。
フロマージュは苦手と云われる方が結構多いと聞きます・・
発酵保存食品であるので、体質的に腐敗臭などに敏感な女性に敬遠されがちなのは致し方ないけれど…
イヤ～しかし、実に美味しい食品ですよ。。
簡単なワインとフロマージュとのマリアージュ（相性）です。
フランスで伝統的に継承されている相性の内容。あくまでも基本ですが…
タイプ別では・・
フレッシュ ＿＿＿＿＿＿＿ 軽くフルーティな辛口白・ロゼ
白カビ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 比較的軽い赤＆上質の柔和な白
ウォッシュ ＿＿＿＿ 力強い酒肉の厚いコクのある上質の赤
青かび ＿＿＿＿＿ 甘口上質白＆力強い酒肉の厚い上質の赤
シェーブル（山羊乳）＿ 軽くフルーティな辛口白・ロゼ・赤
セミハード ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 軽く柔和で芳香性の高い白
ハード ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ フルーティな辛口白・ロゼ・赤
いろいろ試されるとフロマージュの楽しみ方がわかってきますヨ！
例えば、代表的な相性として・・
エポワースにはシャンボール・ミュジニー（ブルゴーニュ）世界のグルメたちから賞賛されています…
写真がウォッシュタイプのエポワース。。
折にふれて、フロマージュの個々の銘柄と、ワインとのマリア－ジュについてお話をしてみようと考えています。。
私の学生時代からの友人なんですが・・
加藤登紀子さんの音楽事務所の社長をやっています…
お登紀さんといえば『赤い風船』『ひとり寝の子守唄』『百万本のバラ』とか
『知床旅情』などのヒット曲を皆さんも良くご存知だと思います。。
毎年末には恒例の『ほろ酔いコンサート』が開かれます・・
入り口ホールに日本酒の一斗樽を置き、一合升で来場客に振舞い、お登紀さんもお客さんも『ほろ酔い』で大いに盛り上がる人気コンサートです…
1971年日劇ミュージックホールの深夜に始まり、去年（2006年）で34回目という長寿コンサートになりました。。
大阪で初めて開かれたのは中ノ島公会堂の大ホールでした。
まだ学生であった私の友人が主催し、私達学友グループスタッフが支援して行いました（お登紀さんに直談判で決行したコンサートでした）。
実は、お客さんに升酒を振舞うコンサート形式は若かった私達の発案で、現在では全国の公演でこの形式が踏襲されています。。（少し自慢…）
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今年（2007年）、この中ノ島公会堂中会議室で、私の行きつけの某ワイン・バーの１０周年を祝うことが決まりました（抽選で見事に当たりました）。
何か、深い縁（えにし）を感じます…
皆さんも参加できるといいのにね！
私の父親は３２年前の冬に還暦を前にして５９歳で他界いたしました・・
親父は日本酒が大好きで、ちょっとした肴とで晩酌を欠かしませんでした…
その肴の中でも好物だったのは『飯鮨』だったように思います。。
子供の頃は『飯鮨』の微妙な風味が苦手でしたが・・
今では、冬になると『飯鮨』が恋しくなります…
秋田・山形・富山県などでも造られていますが、
何といっても北海道のものが私は一番だと思っています。。
そして合わせる酒は、
何といっても北海道の地酒『北の誉純米酒生一本』！
水は小樽と言わしめた名水・小樽奥沢の伏流水を使用した原酒の力強い風味とコクは『飯鮨』の旨みを極限まで引き出してくれます！
ワインで合わせるとするなら・・
ドイツワインのハルプトロッケン（半辛口）の白でしょうか…？
プチプチっと舌に絡むごく僅かな炭酸を感じさせる酸味が『飯鮨』の甘味と酸味の微妙なバランスを絶妙な旨味へと昇華させてくれるでしょう。。
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シャルツホフ・リースリング ＱｂＡ エゴン・ミュラー家元詰：
独 モーゼル・ザール・ルーバー地区
ぶどう品種はリースリング種
エゴンミュラー家がザ－ル地区に所有する「シャルツホフベルガー以外」の畑で仕込んだ名ワイン。
青リンゴやグレープフルーツのような香りが高く、
「鋼鉄のように」引き締まった味わいが特徴的です。