和飲楽

スティーリィ・ダン／Ａｊａ（彩）

 

1978年春、ケンタッキー州レキシントン市に滞在したことがあります・・

 

大学の寮での独り住まいで、侘しい思いをしたこともありました…

 

そんな時慰めてくれたのがＦＭ放送の音楽番組でしたネ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リクエストなどで最も多く聴いたのがスティーリー・ダンの　アルバム／Ａｊａ（エイジャ・あや）でした。

 

それはそれは素晴らしいサウンド／ロック、ジャズ、ファンク、ソウル等様々な香りがする極めて洗練されたサウンド／でその時以来現在もなお最も好きでよく聴いています

 

http://www.youtube.com/watch?v=ocfR3CIPFJo&feature=related

 

縁というのは不思議なものですね・・

 

私が現在生活している所が『彩都』、孫娘の名前が『彩世』…

 

身の回りに『彩／Ａｊａ』が溢れています。。

 

スティーリー・ダンを聴きながら飲むワインといえば・・

 

 ダンのワイン…（こじつけです！スミマセン）

 

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キンタ・ドス・ロケス　トウリガナショナル　ダンレッド：

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルトガル　ダン地方、ぶどう品種はトウリガナショナル100%

 

 

ダン地方の赤ワインは力強く、タンニンを充分に含んだ重厚な風味があり、熟成とともにまろやかさを増し、香りが高くなります。

 

 

春の訪れ／ホワイトアスパラガス

 

アスパラガスは元来緑色なんですヨネ・・

 

 

 

 

 

グリーンとホワイトの違いは栽培方法にあるってご存知かな？

 

栄養価はグリーンが数段勝っていますが、私が好きなのはホワイトの方です。。

 

ホワイトアスパラガスが栽培されるようになったのは・・

 

欧州の中世時代に度重なる戦争で作物が略奪されることが続いたために

 

春先の重要な栄養源であるアスパラガスを畑ごと厚く土をかけて隠し、戦渦や略奪から逃れるためだったから…なんだそうです。。

 

春野菜としてのホワイトアスパラガスは高級食材です。

 

ホワイトアスパラガスを掘り起こすときには実に手間がかかります。。

 

 

 

 

 

 

 

折らないように掘り起こし、土をきれいに洗い落とし、　長さ・太さにあわせて選別するという全てが手作業。

 

フランス国境に近いドイツ・バーデンバーデン近くのアスパラ街道では、収穫の際にはブドウ収穫時のワイナリーのように熟練季節労働者が丁寧に採取を行なう風景が風物詩となっています。

 

私は初入荷のホワイトアスパラガスを食する時…春の訪れを強く感じます・・

 

写真は『ホワイト・グリーン・ベビーアスパラガスのブーケ　サラダ仕立て』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合わせるワインは、ロワールブランのビオ・ワインなんかがピッタリかな？

 

ソースはやっぱり、ソース・オランデーズでしょう…

 

世界は一杯のワインのために・・

 

『モンドヴィーノ』

 

 

 

 

 

 

 

 

／2004年国際カンヌ映画祭コンペティション参加作品・・

 

ドキュメンタリー・タッチのコンテ構成からなるストーリー展開の中で…

 

『詩のようなワインを造る男』との異名を持つエメ・ギべール氏は、ワイン造りの現況について「ワインは死んだ。」と嘆いてみせた。。

 

消費者をバカにしたようなワイン造りが流行している現状には、

 

ワイン愛好家としての私でも問題にしたくなります。。

 

 

 

農作業しない造り手／ワイン請負醸造家／ワイン誌・ワイン批評家の三位一体マーケティングと資本の論理によってワイン世界を牛耳ろうとするかのような動きには、どうしても懐疑的になってしまいます。

 

「世界基準だ！」「希少性だ！」「ナチュラルだ！」・・

 

声高に錦の御旗（大義名分）を押し立てて農作業よりもマーケティングを優先させるワイン造り…

 

この映画は「こんなことでいいんだろうか？」って考えさせてくれます。。

 

高邁な理念や志を掲げていても「売らんかな、儲けてやる！」が透けて見える最近の食品健康ビジネス・・

 

 

やがては泡沫の泡のごとく消え去っていくことでしょう…

 

策を弄して利潤を得るというビジネスのやり方は、人類が約１万年前から取組んでいる農業にはそぐわないに違いないのだから。。

 

 

ＭＹ ＳＯＮ

私の息子は漫画家志望でした・・

 

高校生の頃から漫画を書き始め、大学受験期中は漫画に没頭していました。。

 

 

 

 

 

 

 

その成果があったのでしょうか…

 

大学生の時に『週刊少年ジャンプ』の「天下一漫画大賞」という新人登竜門のコンクールに２回も最終選考に残りました。。

 

少年ジャンプの編集担当が付き、１～２度『週刊少年ジャンプ』に作品が紹介されたことがありました。

 

親の期待がグングンと高まり・・

 

漫画家デヴューしたら一緒に祝おうと思って、息子の誕生年１９８１年のシャトー・ラミッション・オー・ブリオン　アンペリアルを準備しました！！

 

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あれから６年経ちました…

 

工学部の応用化学専攻だったのですが、現在某社でパンフレットの企画・編集やグラフィックデザインの仕事をしております。。

 

だけど・・まだまだ可能性を秘めております…！

 

エッ？どっちがって…？

 

そりゃ～～（黙）

 

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シャトー・ラミッション・オー・ブリオン：

 

  

 

 

 

 

 

 

 

仏　ボルドー地方グラーブ地区５大シャトーのひとつであるシャトー・オー・ブリオンのとなりの畑。

 

ぶどう品種はメルロー種ほか混醸

＊アンペリアルというのは：８本分（６リットル）入りボトルのことです。

 

老いた母に教えられ・・

 

私の母は３月１５日で満８７歳の誕生日を迎えます・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

来年になれば、私の還暦と母の米寿の祝いを合同で行うこととなります…

 

まぁ～、どちらも生きていればの話ですが。。

 

母は若い頃から欧米文化への憧れが強かったようで・・

 

雑誌やラジオ・映画などから欧米の影響をかなり受けていたようです…

 

昭和30年代初め、母の作った『プディング』というお菓子が区内の小学校で

 

『丸い甘い玉子焼き菓子』として大評判になったことを忘れることができません。。

 

幼い頃、そんな母の影響を受け、教えられることが多々あったように思います。

 

数年前のことですが、母の属する合唱団がコンサートを開きました・・
 

７００席ほどのホールでしたが、満席の堂々としたコンサートでした…
 

全２６楽曲の歌詞とメロディーを暗記・暗譜し、２時間を見事に立ち続けて歌いきった我が母に感服したことがあります！
 

現在もなお、『千の風になって』を口ずさみながら卓上ゲームを考案したりする姿を見るにつけて・・

 

この歳になっても老いた母に教えられることが多いなと思い知るばかりです…

 

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ブーヴ・クリコ・ラ・グランダム

 

ぶどう品種はシャルドネ種とピノ・ノワール種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1972年の創立200周年を記念して造られたシャンパーニュ。

 

『ラ・グランダム』はシャンパーニュ地方の歴史を飾った『偉大な女性』＝『マダム・クリコ』に捧げられたものです。

 

気品と高貴さと、そして繊細さを合わせもった複雑な香りがあり、まろやかな絹のような口当たりと豊かな味わいは…

 

まさに偉大な女性を感じさせてくれることでしょう。

 

 

ワイン鑑賞基本編／味わい

ワインの味わいは基本的にはワインの色と深い関係があります・・

 

『若い・熟成』の特色については、ワインの色の話の時に説明しましたネ…

 

同じ銘柄のワインでも若いものと熟成したものとでは味わいは違ってきます。

 

味わいについて・・

 

１、まず赤・白共通して下記項目の鑑賞・評価からはじめます…

 

 

 

 

 

 

 

 

アタック／強さや健康度の評価を行います。

 

・・・（若いワイン）・・・・（熟成したワイン）

 

・果実味：フレッシュ・・・・・・凝縮

 

・甘　味：少ない・・・・・・・・多い

 

・酸　味：多い・・・・・・・・・少ない

 

２、次に鑑賞・評価するのが…

 

／赤ワインの場合

 

タンニン：強い・・・・・・・・・弱い（まろやか）

 

／白ワインの場合

 

甘辛度　：辛口・・・・・・・・・半辛口（しなやか）　

 

 

３、以下の項目は・・ワインの色や熟成度に関係なく鑑賞・評価します…

 

バランス：悪い・・・・・・・良い（味わいに調和がとれている）

 

凝縮度　：薄い・・・・・・・厚い（コクのある）

 

ＡＬＣ度：弱い・・・・・・・強い（約１４度）

 

余　韻　：短い・・・・・・・長い（約１０～１２秒）

 

そして最後に…

 

飲み頃の温度や相性の良い料理をイメージするのです。

 

 

 

 

 

 

ワインはぶどう栽培地の気候・土壌・品種・樹齢・収穫年、

 

生産施設・醸造家・醸造法・製造年・熟成法・熟成樽の種類・期間・保管技術

 

・・・etcによって、億を超える単位の個性があります。

 

 

自分にぴったりのワインに出会えた時、それこそ至福の時を感じますヨ…

 

娘が嫁ぐ日のワイン

私にとっての３月５日と云えば・・

 

娘が結婚式を挙げた日として記憶に残っています。

 

娘が嫁ぐ前日の最後の家族団欒ディナーは…

 

父としてワインは何を選ぶのか結構悩みました。。

選んだのはシャトー・トロタノア1978　マグナムブティユ。。

 

結局、深い意味はなく・・

 

所蔵していたものから娘の生誕年を選んだだけでした。

 

何か教訓めいたものとか印象に残る演出を…とリキんだものの空回り…

 

だけど、娘は素直に「美味しい！」と言ってくれました。。（嬉）

 

幸せになってほしい…

 

充実した人生を歩んでほしい…

 

父としての思いは、なごり雪のごとく尽きなく降り積もります…

 

ワインを飲みすすむ時間と共にほぐれる気持ち。。

 

その時私は知りました、この美しい世界ではすべてが巡るのだと…

 

 いま春が来て 君は綺麗になった・・」



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シャトー・トロタノア：

 

仏　ボルドー地方ポムロール地区

 

ぶどう品種はメルロー種

 

ポムロール地区の最も標高の高い丘から緩やかに下る斜面にあり

 

ボルドー全域で最も偉大なワインの一つであるといわれています。

 

 

『桃の節句』

３月３日は『雛祭り』／『桃の節句』です・・

 

女の子の幸福や健やかな成長を願う、平安古来からの行事…

 

雛人形は女の子に降りかかる身のケガレや災いを引き受けてくれる守り神のような意味が込められているんだそうですネ。。

 

 

爺々（じいじい）として孫娘のために雛人形を飾りました。

 

雛祭りに飲むお酒と言えば白酒（桃花酒）・・

 

桃の花には邪気を払う力があると云われているそうで…

 

体の邪気を払うために白酒の中に桃の花を入れて飲むのだそうです。。

 

だけど私は「花より団子」嗜好タイプの人間…

 

白ワインに入れるのは「花より果実」のほうが好みに合ってます。

 

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桃漬けワイン／ヴィーノ・コ・レ・ぺシェ：

 

作り方は簡単…

 

桃の果実を一口大に切りデカンタに入れ、白ワインを注ぎ、ほんの少し蜂蜜を入れて冷蔵庫で数時間冷やす…それだけ。。

 

ワインにほんのり桃の香りがついて、なんとも美味しくなります。

 

漬け込んだ桃がデザート代わりにもなって一石二鳥！

 

 

 

 

 

夏には最高の飲み物です！！

 

イタリアのナポリの人々は夏になると、黄桃のワイン漬けを楽しむそうですヨ。