和飲楽

アミラ－リ・ビ－ル（提督ビ－ル）／フィンランド

お騒がせなノルウェ－と国境が接するところもあるフィンランド

 

あのフィンランドの夏に帰りたい・・

木立をわたる風…

湖面のさざ波…

何もかもが輝いて見えた…

白夜のラップランドで真夜中の太陽を見たのは…二十歳の時。

サウナの焼ける石、熱い木のベンチ、モウモウたる蒸気・・

体が溶ける寸前に小屋をとび出し、湖にとび込む。

小さな藻や微生物と一緒に浮かんでいると、今度は体の中から溶けてくる…

体が弛緩しきったところで・・

「オルト（ビール）…飲まない？」

北欧人としては小柄な女性が声をかけてくれた。

木製のマグになみなみと注がれたオルト（ビール）が目の前に…

言葉では言い表すことができないおいしさを体験したのは、この時が初めてでした。

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我が家のリビングでテーブルに肘をつき･・

ハートランド・ビールを飲みながら…

あの、フィンランドのサウナのあとのビールの味と白夜でのできごとを懐かしく思い出す。。

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当時フィンランドのビールにアミラ－リ・ビ－ル＊（海軍提督シリーズ・ビール）と云うビ－ルがありました。

日本人では、東郷平八郎元帥や山本五十六元帥のラベルがありましたね。

（＊１９９２年に廃売･非製造）

フィンランド人が家庭の幸福を感じるのは

暖炉の火でマッカラ（ソーセージ）を焼き、手造りのビールを飲むひと時なんだそうです。

 
今でも、フィンランドの家庭では昔ながらの製法での手造りビールがたくさんあります。

オルト（ビール）にぴったりな食べ物は：

マクサピヒビ（レバーステーキ）／レバー風味とスパイスがお互いを引き立てあって絶妙！

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フィンランドでは湖のそばには必ずといっていいほどサウナがあります。

松の丸太で積んで造った簡素な小屋（サウナ）では、焼いた石にビールをかける人も居て、

小屋中にビールの香りが充満し、酔ったような気分になってしまいます。

太陽が沈まないので夜遅くまで大賑わい？・・

 尚、フィンランドには芸者チョコレ－トがあります。

ケオ／ギリシャのビラ

 

アテネから船に乗って、エーゲ海のイドラ島に旅をした。

青い空と海、白い雲、緑の木々の中の白い家々、乾いた風…

学生時代の友人がアテネに駐在しているのをいいことに、彼のマンションを拠点にして

欧州を旅していたんだが・・

 

島に着くと港町へとくり出した…

タベルナの奥のカウンターを覗き込み、身振り手振りで欲しいものを注文して

大声で「ビール」と言ったら通じてしまった。

持ってきたビラ（ビール）にはΣやΔなどの記号が並んでいた。

「数学の授業じゃないんだから…」と呟くと、

隣にいたひげ面の老人が、千切りのニンジンだけが山のように盛られたサラダを示して

「いっしょに飲るか？」

結構、気さくな民族って云うか国民性を持っているんだなぁ～。

その後、見物したパルテノン宮殿の柱がニンジンの形に見えたのは云うまでもない・・

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今、自宅のパソコンデスクに肘をつき･・

ハートランド・ビールを飲みながら…

あの、ギリシャのビラの味とエーゲ海の風を懐かしく思い出している。。

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ギリシャのビラにはドイツスタイルの純粋令が布かれている。

（ドイツのビール純粋令：ビールの原材料に大麦・ホップ・酵母・水だけを認めるという法令）

 
ケオという銘柄のビラはオールモルト・ラガータイプであり味がしっかりしていて旨い。 

ビラにぴったりな食べ物は：

イカとエビのから揚げ、タコのマリネ、アサリむき身のオリーブオイル漬け・・

ザジキ（細切りキュウリとニンニクのヨーグルト和え・塩コショウ）は文句なく旨かった！

スブラキ（焼ラム肉ピタサンド）／ラムもも肉・ピーマン・プチトマト・タマネギの焼いたものをピタにはさみ込んだもの／

 
ビラを片手にほおばれば、気分はスッカリ地中海。炭火で焼けばビラにピッタリ！

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ギリシャの人はやたらとビールを飲んでいます。

年間３００日は晴天なんだからネ！

広場や、裏通りでは昼間からのんびりとカフェニオン（野外喫茶）で一杯。

 
夜になると、タベルナ（居酒屋）で魚料理を食べながら……

なにしろ乾燥しているので、酒が飲んだそばから抜けてしまう。

ちっとも酔った気がしないので街は遅くまで飲みとおしで大賑わい・・

 

セルベッサ

 

「セルベッサ、ウーノ、ボルファボール」　「シィ、グラシャス」

色の浅黒いムチャチャボニータ（若くてきれいな女の子）が氷の浮かぶ水槽からセルベッサを出し、

冷凍庫から取り出した凍ったジョッキとともに持ってきてくれた。

アレッ？　栓抜きがない！どうしよう…オロオロしていると・・

あわてなさんな！ってばかりに、メキシコ人のおじさんがベルトの金具で器用に栓を抜いてくれた。

 

メキシコには良質で有名なセルベッサ（ビール）があります。

中でも、コロナはアメリカで爆発的な人気を得て、ヤッピーやサーファーの必需品となるほどでした。

コロナ（モデロ社）の他にもクアテモック社のボヘミヤ、テカテ、チワワやモクテズマ社のスペリオール・・などがあります。

  

テカテというセルベッサ（ビール）は、

缶の上に塩をのせライムをたらして飲むという独特の飲み方で知られています。

（そう、テキーラの飲み方ですネ！）

そのほかの飲み方としては、

・サブマリン／ビールジョッキの中に、小さなグラスに入れたテキーラを逆さまに落とす飲み方

・ブル／ジョッキの底にテキーラと砂糖シロップを入れ、そこにビールを注ぐ飲み方

・テキーラを飲む時にチェイサーとしてビール飲む飲み方・・などがあります。

 合わせる料理（つまみ）には：タコス、チチャロン（豚皮を揚げたもの）、セビチェ（魚介類のマリネ）、

トルティージャ、チップスや具をはさんでのモーリョソース・・などセルベッサとよく合います！！

 

メキシコでは

ビエネス・ソシアル（社交の金曜日）のディナーである昼食時（１４～１７時）または夕食時（２１～２３時）には、カンティナス（ビアホール）では家族連れやグループ客で大賑わい・・

 

シアトルのクラフトビ－ル

 

１０年ほど昔のこと・・

ニューヨーク～ボストン～サンフランシスコ～シアトル～ポートランドと…

マイクロブリュワリー＆ブルーパブの調査視察を終え、

ガイドのロバート君にシアトル郊外のキャンプ場に案内してもらった。

缶ビール片手にキャンプファイアーを囲んでいたときのこと。

「ボブ！一気飲みって知ってるかい？」

私はおもむろに缶ビールを一気飲みし、「これが日本の飲み方だよ！」と　どや顔。

ボブは突然缶ビールを激しく振りながらあたりをウロウロし

鉛筆くらいの小枝を見つけ、缶の底近くの横っ腹に強く突きたて穴を開け、

噴水のように泡を吹き出す缶を高く掲げ、大きく口を開けて流し込んだのです。

流れがなくなると、缶をぐしゃっと握りつぶし…

「どうだい！！」と満面の笑みを浮かべながら、「これがＵＳＡの一気飲みだよ！！」

カッコイイなぁ～・・

あの、クラフトビールの味とキャンプ場のボブの一気飲みを懐かしく思い出します。。

 

ＵＳＡのクラフトビールには良質で有名なビールがたくさんあります。

ワシントン州のシアトルはクラフトビールのメッカであり、ブルーパブの発祥の地でもあります。

マリタイム・パシフィック、レッドフック、ビッグタイム・ブリュワリー・・

ブルーパブではクーパーズ・エールハウス・・

他の都市ではＳＦのアンカースチーム、ポートランドのエッジフィールド、

オレゴン・コロンビア川のフルセイル、マサチューセッツのイプスィッチ・ブルーイング、

ＮＹのジップシティ、ボストン・ビアワークス・・など

消費者確固たる支持を得ています。

・・１０年ほど経ってるけど…そのハズ！？・・

 

シアトルは夜が長い・・

湾のヨットハーバーには、ハーバー・ライトが灯っている。

係留したヨット群の先に建つビル・ゲイツの大邸宅を遠くに眺めながら・・

小洒落たブルーパブは家族連れやグループ客で大賑わい・・

 

合わせる料理（つまみ）？

シアトル・トッテン湾産の小ぶりな生牡蠣とレッドフック・クラフトビール！

最高！！１ダースはいける。