和飲楽

酒楽座 山三

 

一口に居酒屋と云っても、居酒屋には色んな業態があります・・

・立呑み系から座敷系…

・酒専門系あるいは酒肴料理こだわり系…

・小洒落たダイニング系そしてディープな壊れ系…

それぞれの個性や特徴をしっかり訴求していますが、

どんな業態の居酒屋がお好みですか？

ディープな壊れ系としては・・

阿倍野の『明治屋』大正の『クラスノ』ミナミの『ふじ井』西中島の『あらた』

天満の『正宗屋』西九条の『白雪温酒場』などがお勧めですね。

酒肴料理こだわり系では島之内の『ながほり』梅田の『可久弥』などかな…

いちいち挙げてたらキリがないけれど、

これから云う店を知らなかったら、ハッキリ云わせてもらうけど大阪では「モグリ」でっせ！

その店は『酒楽座　山三（やまさん）』って云う居酒屋です！

 

『山三』は、日本酒好きにとっては正に天国のようなお店です！

旧・新歌舞伎座（変ないい方ですが…）の北側に佇む･･

店の構えは周囲の赤ちょうちんと何ら変わらん店です。

（地下鉄御堂筋線・難波駅１２番出口を出て旧・新歌舞伎座の北沿いの道を西に行ってすぐ）

ご夫婦と娘さんの一家三人で切り盛りする店（カウンター・１５席）なんですが、

エエ～日本酒が山盛りあります・・

酒通の方でも・酒好きの方でも十分に満足のいくお酒が揃ってるし…

貴重な銘柄が蔵元直送で入荷されていたりもします。

保存状態も良好！それでいて値段は良心的！！

（日替わりでお薦めの銘柄とか、頼めば秘蔵の酒を出してくれる事も！）

酒肴もバッチリです！

 名物の自家製の燻製・牡蠣やうなぎに鮃

旬の刺身・イカの塩辛・するめの麹漬け・チーズ豆腐・わけぎのヌタ和え・どて焼…

日本酒を知り尽くし・日本酒の風味を知り尽くし・美味しい飲み方を知り尽くしたご主人が

日本酒との相性をとことんまで考え尽くした品ばかりです。

そりゃ～なんといっても・・

ご主人は長年にわたり、利き酒の大阪チャンプで全国大会・準優勝などのタイトル保持者…

本物の日本酒と酒肴の相性が楽しめます。。

客が望まぬ限りは一切薀蓄を垂れることはないし、

酒の飲み方（冷・燗は客の自由）に指図なんかしないし（当たり前のことやけど…）

お客さんが最高に楽しむのを心がけてはります。

アルケフィール

 

今年の暑い夏の日・・

 

話題の自然派ドーナツのお店に行ったとき…

 

その店の隣に、カフェ（８席）併設の『アルケフィール』を見つけました。。

 

このお店は、食品輸入業のオーナーとホテルグランヴィアに居た女性パティシェとで７月１日にオープンしたんだそうです。。

 

ケフィアミルクを使った生ケーキや焼き菓子、生キャラメル、アイスクリームなどを製造販売しています。。。

 

 

 

ケフィアミルク・クリームは「コク」を感じるほど濃厚で、なお且つアッサリ？していて美味しいです。私は好きですネッ！

 

マイブームというか、しばしば通っています…

 

豊中市緑丘１丁目２７－６　営業は１０：００～１９：００で、定休日は水曜日

 

ケフィアは、ヨーグルトとは違います・・

 

乳酸菌と酵母菌が共生した発酵乳のこと…

 

世界的長寿地域として有名なコーカサス地方の伝統的な健康食品です。。

 

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カリフラワーに似た形の「ケフィアグレイン」を、牛乳のなかに加えて自然発酵させると、飲むヨーグルトに近いどろどろした乳飲料ができあがります。

 

これが、ケフィアです。

 

ピリッとした刺激とさわやかな酸味が口にひろがります。

 

1982年の「第21回 国際酪農会議」で旧ソ連医学アカデミー栄養研究所のサムソノフ教授らが、ケフィアを使った臨床試験に大きな成果があったことを報告。

 

出席者が実際にケフィアを試飲。

 

これを機に、ケフィアは全世界中の酪農学者や専門家たちから大きな注目を浴びる存在になっていったのです。

 

―　日本ケフィア協会　―

 

 

BISTROT 'd ANJOU／ビストロ・ダ・アンジュ

 

３０年振りかナァ～・・

結婚して間もない1978年以来かも…

心斎橋にあるフレンチ料理の老舗『ビストロ・ダ・アンジュ』に行きました。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時はフレンチ・レストランと云えば、敷居が高くてなかなか入れなかったもんですが…

 

『ビストロ・ダ・アンジュ』は手ごろな価格と手軽な料理でもてなしてくれる数少ないフレンチ・レストランでしたネ。

 

創業が1972年だから今年で３６年目…

 

大阪の各国料理専門店に大きな影響を与えてくれました。。

 

仕事の打上げで行ったのですが午後７時には満席（36席）でした。。

 

料理もボリュームたっぷりで…

 

野菜が豊富で…

 

塩加減が絶妙で…

 

上質ワインが安くて…

 

まるで…

 

パリのビストロにいるようでした。。

 

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うずら屋

 

日本の代表的な鶏（家禽）料理と言えば・・

 

なんと云っても焼き鳥です…

 

『ワインとの相性の良さ』に果敢に挑戦し、見事に実現した焼鳥屋さんと云えば、先駆け的存在として『うずら屋』をおいて他は無いでしょう。。

 

ＪＲ環状線京橋駅から商店街を北へ約15分ぐらい歩いた所にあります・・

 

１階はカウンター6席と１卓（4席）、２階は屋根裏の座敷に３卓（10席）がある小さな店です。

 

 

 

 

 

 

比内地鶏、ホロホロ鳥、鴨やうずら、鳩、兎、イベリコ豚に白金豚、ジビエ…

 

焼鳥屋にしては珍しい食材ばかり、野菜も変わった食材を置いています。。

 

串に刺して焼くのではなく、炭火上の網で焼き小皿での提供（食べやすい）。

 

基本的に塩と胡椒で味付け（色んなお酒と合わせられます）。。

 

 

フランスの鶏（家禽）料理では赤ワインで合わすのが基本ですが・・

 

この店の鶏（家禽）料理は、コクのある白ワインがピッタリです。。

 

若い女店主は、フレンチ料理店で大阪では老舗のビストロ・ヴァンサンク（現在は閉店）で、調理修行をした人です。

 

鶏（家禽）料理の（技術に裏打ちされた）アイデアが豊富でワインや日本酒・焼酎と言ったお酒との相性のイメージを膨らませ、楽しませてくれます。。

 

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この店の登場によって、新しいスタイルを目指した焼鳥屋さんが増加し、成功している店が増えたことは間違いありません。

 

焼鳥屋業界のジャンヌ・ダルクと言ってもいいんじゃないでしょうか。。

 

人気店ですから、予約してから行くべきでしょうね・・

 

ただ、接客サービスには好き嫌いがハッキリ分かれる店ですから…

 

心の準備を！！

 

 

寿あん

 

某酒場で・・

 

「洋食屋のパセリは使い回しされるのか…？」の話題で盛り上がった翌日…

 

船場吉兆の食べ残し／手付かず／料理の使い回しが明るみになっていました。。

 

街場の洋食屋さんでも（でもという言い方は失礼ですが、敢えて…）、提供後のパセリの使い回しはいたしません！

 

京橋に『旬菜佳酒　寿あん』という店が・・

 

ＪＲ京橋駅から徒歩５分ほどのところにあります。。

 

数年前に、立飲みの居酒屋さんとしてオープンしました。

 

（最近はカウンター用の足長イスを置くようになっています…）

 

オープン当初から立飲み居酒屋らしからぬ料理の質の高さが大変話題になり…

 

現在も尚その評判は落ちることなくお客さんに新鮮な驚きを与え続けて繁盛しています。。

 

どんなメニューなのか、その一端を紹介しましょう。。

 

八寸・手練り胡麻豆腐・ふぐ白子焼・生うに・鯛のにゅうめん…

 

 

 

たかが立飲み…

 

されど立飲み！ですっ！

 

船場吉兆に勝るとも劣らない！！

 

 

 

Fujiya(フジヤ）１９３５

 

松屋町筋内本町２丁目交差点すぐ近く・・

 

予約が取れません…

 

スペインの『レズクアルド』（シェフは現役の脳神経科医師）で修行した藤原シェフがお父さんの洋食屋を継いで５年前にオープンしました。。

開店の頃は、スペインのエルブジ・スタイルということで話題になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

よく通いました。

 

４年前に訪店した時のメニューです。

 

１、小玉葱のカルソッツ／料理を手で摘まんで口より上に上げて食します。

２、前菜３種（黒オリーブのタルト、さくらのシュー、そら豆とエビ）

／イングランド産のマルドークリスタル塩を使用していました。

３、山菜のソテー、オリーブオイルのソース

４、ハマグリの木苺ソース、黒胡椒風味／ハマグリの煮汁の「にこごり」

５、丸ごと一本のホワイトアスパラ、キャビア添え／アスパラのムース仕立て

６、ニョッキ、ホタルイカのソース

７、スパッゲティーニ、ポッタルガソース

８、蛸と三度豆のニンニクアーモンドソース

９、舌平目とムール貝、ジャガイモドレッシングのソース

１０、仔羊のフィレ、パン粉焼き

１１、ゴルゴンゾーラのスープと生生姜風味の大麦

１２、グリンピースのジェラートとポップコーンを巻いた花粉のカラメル

１３、温かいチョコとトンカ豆ソース、苺のジェラート添え

 

以上１３品目と自家製パン…

 

アールグレイとベルガモッツブレンドでのハニーテイストのティーで〆ました。。



お酒ですが・・

 

・ＣＡＶＡ／スペイン・コルドリュ－･デラ・フィエレ

・ＧＡＶＩ（ぶどう品種はコルテーゼ）／イタリア・ジャコーザ

・スペインの白ワイン（名前忘れた）／リムーザンオークの樽香が利いていた。

・赤：マルテリス／イタリア・スーパータスカン（トスカーナ）I.Ｇ.Ｔ.

・リキュール（梅酒、プラム、ストロベリー）

 

 

 

 

 

納得の１万円（料理７０００円・酒３０００円）／税・サービス料込みでした

現在のメニューはＨＰを参照して下さい。

http://fujiya1935.com

 

船場吉兆

 

今では閉店してしまいましたが・・

 

船場吉兆で食事会をしたことがあります…

 

あの船場吉兆／ＯＰＡ店だったのですが。。

その時の「御献立」をメモしていたので、ご紹介しておきましょう。

  

  

  

  

（写真はイメージ）

・座付膳　　冨貴寄口取青竹串打
　　　　　　吉兆明太子・数の子黄金和え
　　　　　　赤貝・烏賊・分葱ヌタ和え
　　　　　　胡桃かつお・菜種
・煮物椀　　西京味噌仕立て　大根　人参　海老芋　焼餅
・造　里　　唐津鯛　玄海青利烏賊　あしらい一式
・焼　物　　銀ムツ西京焼　キングサーモン塩焼　庄内麩蒲焼　辛子蓮根　平豆
・炊　合　　筍ニ見揚・若布・蕗　吉野あんかけ
・進　肴　　吉兆名物胡麻豆冨　もずく　温玉　紅白花片
・香の物　　壬生菜　赤むらさき　大根ベったら漬
・御食事　　地鶏スープ炊きこみ　かやく御飯　光琳赤飯
・水菓子　　苺　黄桃　グレープフルーツゼリー寄せアングレーズソース

どこの家庭でも普通に食卓に並べられる料理なのですが…

 

しっかりした仕事（下準備・下ごしらえ）で上品に仕上げられていました。

 

京風であっさりとした薄味ですが、塩味・甘味・酸味・旨味･苦味のそれぞれの主張がありながらも、お互いに味わいを深め合うバランスが絶妙でしたネ。

 

お酒は日本酒・焼酎・白ワイン…

 

これで６０００円…素晴らしい体験だったことを思い出します。。

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この頃の次男坊の湯木尚○店長はいろいろとチャレンジし・・

 

特に『和食にワイン』の試みに尽力していたのに…

 

残念です。。

 

 

 

ふぅふ～亭

ふぅふ～亭（讃岐系うどん店）の「ぶっかけ」は好きですネ・・

上本町３－１－２。（潜水艦バーの「深化」がそれほど遠くなくあります。）

 

谷６交差点を東に行くと上本町一丁目の交差点に出ます…

 

上本町筋を南へ３丁目まで下り、そして玉造方面２筋ほど行くと…

 

どうして？こんなところに本格的な讃岐系のうどん屋さんがあるのかと不思議に思うような…

 

おばさん３人で切り盛りしているうどん屋さんに出会います。
（ご亭主はうどんを打ち上げると店から消えるらしい…）

 

18：00には閉店してしまう商売ッ気を感じさせない気軽さが、お客さんをグイッと引きつけます。。

 

うどん通に言わせれば『その実力は大阪で３本の指に入る！』とのこと。

釜揚げ・ぶっかけ・ざるの３種でそれぞれ特大・大・中・小のみ・・

 

この店ではいつも「ぶっかけ小」と「釜揚げ小」を注文します…

 

ここのうどんは、コシの強さともちもち感があり、ノド越しに至っては身震いするほどの感動がありますネ！

 

噛み切ろうとすると噛み切られまいと必死に耐えている可愛いうどんです。。

 

出汁もヤワらかでコクがありうどんとのからみ（バランス）が非常に心地よい！

 

ネギと生姜を多めに入れると、うどんの味わいが深まり絶妙です！

 

私は好きですね！！

 

 

 

 

 

 

隣の常連さんが一人で「ざるうどん小」と「ぶっかけ中」をザッと食べて意気揚々と帰っていきました。

 

なかなかデキル奴じゃ・・！

 

 

スンドゥブ（純豆腐）チゲ

以前大阪の関目にある韓国料理屋／居酒屋さんに行きました・・

 

可笑しかったのは、韓国料理専門店メニューなのに…／ハングル（偉大な文字）併記

 

『チゲ鍋』という料理品目があったことです。。

 

本当に鍋物の鍋物なのかな～？

チョッと心配になったけど…

 

目当ての『スンドゥブチゲ』はありました。

 

 

スンドゥブを頼めば必ず付いてくるのが、トルソッパブ/石の器のご飯

 

木のふたを開けると、モクモクとした蒸気とともに、ふっくらしたツヤツヤの白いご飯が現れます。。

 

参考にしてください…

韓国本場のスンドゥフのお店の紹介記事です。
http://www.konest.com/data/gourmet_mise_detail.html?no=1424

『スンドゥブ（純豆腐）』チゲが５～６年前からロサンゼルス／USAで大流行しています・・

 

日本でも、以前の石焼ピビンバのようにブームになる兆しがありますネ…

 

日本人の多くの人は・・

 

外国が（欧米／特にアメリカが）認めたものには無条件で飛びつきますからネ。（どこかの国のＫ泉さんみたいに…）

東京や名古屋でもスンドゥフ専門店がちらほら見かけるようになりました。

 

大阪では堂島に「まん馬」というスンドゥフ定食専門店が４年前からオープンしています。

 

また、豊中や箕面・福島に「OKKII」というロサンゼルス・スタイルの『スンドゥブチゲ』専門店が展開されています。。

 

まだ食べたことのない人、はまるかも知れませんヨ！

 

『スン様？』みたいに・・・

スパニッシュ・バル／Bar

 

近頃スパニッシュ・バルがブームだそうで・・

 

先日、大阪で人気のスパニッシュ・バル巡りをしてきました…

 

 

 

 

 

 

『本格派バル』から『なんちゃってバル』までいろいろありますネ。。

 

日本の『バル』は何故か「ダイニングバーか洋風居酒屋」みたいな店が多い！

 

原因は、われわれ日本人が『スペイン文化』や『バル』について殆んど理解していないことに尽きると思います。。

 

ところで・・

 

『バル』って何なのでしょうか？

 

スペインの町を歩いていると、『BAR』の文字がやたらと目に付きます。

 

英語では『バー』イタリア語なら『バール』スペイン語『バル』と発音します。

 

スペインの『バル』は朝8時くらいから深夜まで営業しています。

 

スペイン人にとって『バル』は日常生活には欠かせない存在…

 

 

 

朝はモーニングカフェ、昼はランチを食べる定食屋、そして夜は一杯飲むための居酒屋やバーといった具合で…

 

暇さえあれば『バル』へ足を運んで顔見知りの友人たちとのおしゃべりに花を咲かせる…

 

そういう気軽な『寄り合い所』／『場』なんです。

スペイン人は夜よりも昼にしっかりと食事を取りますが・・

 

夕方以降は居酒屋タイムになり、タパス（小皿料理）で酒をひっかけます。。

 

タパスとはお酒についてくる無料の付け合わせのようなもの。

 

タパスの種類は豊富！地方独特の料理が全てタパスと云ってもいいでしょう！

 

何を食べるか迷ってしまいますヨ。。

 

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ハシゴした『バル』は、ハモンハモンやバル・マール、EUGO…etc

 

だけど・・

 

外食企業が日本にはないスタイルとばかりに…

 

その業態類型だけを切り取って、それにマーケティングの化粧を施し…

 

目新しい洋風居酒屋として多店舗化して金儲け…

 

そんなブームなら、私はその流れに乗りたくない！

 

潜水艦Bａｒ／深化

 

まず見つけることは出来ないでしょう・・

 

谷町六丁目或いは上本町１丁目交差点近く長堀通りの一本北寄りの道…

 

町家の入り組んだ路地の奥にあります。。

 

路地のどんつき横の小さい3軒長屋。。

 

２軒をぶちぬいてバーに、残りの１軒分を住居にしている。

 

２～３年前（定かではない）だと思うが・・

 

新規開店をした時に行ってみたが…

 

いくら探しても見つからなかった。。

 

行こうと思ってから２ヶ月ぐらい見つからなかった。。

 

ギブアップして連れて行ってもらって、やっと入ることが…

 

 

 

 

 

 

 

潜水艦バー「深化」は・・

 

入口からして潜水艦…

 

分厚い耐圧の扉を開けて中に入る…

 

店内装は1930年の旧型潜水艦！

 

 

 

 

 

 

 

劇団維新派の美術（大道具）の人が内装を行い、重厚な出来栄えです。

 

BGMがかかってないのが逆に落ち着かないし…

 

ゴゥーンゴゥーンゴゥーンと無気味な機械音だけが響いている。。

 

そして…

 

店主は無口すぎてタダモノではない！

 

 

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周りは真っ暗！中もまた極めて暗い？

 

ワインは置いてあるけれど、暗くて赤か白か分からない…

 

お酒は一律５００円！で安い！

 

 

そして…

 

トイレには重大なある秘密が…

 

探せるものなら探してみてください！！

 

 

かね正

梅田から阪急神戸線の新開地駅（同じ構内）で乗り換えて・・

 

神戸高速線の高速長田駅改札を出て右に曲がりまっすぐ進み…

 

５～６段の階段を下り、ミスタードーナツのすぐ近く…

 

引戸二枚と『かね正』の暖簾があるだけのファサード。。

 

創業以来約３０年の焼き鳥屋、それがこの店です。

 

親娘３人で店を切り盛りをしています・・

 

名物はなんと云ってもミンチ（つくね）！！

 

常連客は一人で２０本～５０本を食べてしまいます。

 

他にはパジャーナ、首皮、モモ皮、キモ、しんぞう、せぎも、なんこつetc

 

一品モノとしてはポン酢（鶏スープ炊き）、ささみ刺身etcがあります。

 

炭火焼ではないので、鶏本来の旨味が楽しめます。。

 

塩はシャルドネ種、タレはメルロー種のワインが最適でしょう…！

 

午後５時にはミンチは売り切れてしまいます！

 

営業時間はＡＭ１１：３０～ＰＭ８：３０（席だけじゃなくメニューも予約した方がイイでしょうネ…）

 

この店へは、気の合った女性としか行かないことにしています！！

 

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今度は、いつ・誰と行こうかなぁ～～

 

 

 

無垢根亭

ＪＲ学研都市線の河内磐舟（かわちいわふね）駅から・・

 

曲がりくねった無垢根（むくね）村の細い道を辿ってゆくと…

 

やがて凛と佇む酒半の屋敷門が現れて…

 

正面にかかる大きな暖簾が流れる風にそよいでいます。。

 

創業以来百七十有余年の星霜を数えた酒蔵に無垢根亭はあります。

 

無垢根亭のごちそうは・・

 

なんと云っても『ゆったりとした時の流れ』でしょうか…

 

私は十年来利用させてもらっています。。

 

 

前回は、某ワインバーの常連客とプチコンサートまで行い、

酒蔵に住み着く酵母ちゃんに感動まで与えてしまいました。

  

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料理はコース『無垢根膳』のみ

 

－無垢根膳－初夏の頃
・食前酒：りんごを純米酒につけたお酒

・三品盛りオードブル：はもの梅あんかけ、イカとセロリのレモン風味、スペアリブ

・海鮮そうめん・コチジャン仕込みつゆ：マグロのたたき、大海老添え　

・豆腐の彩り鉄板焼き：　豆腐、山芋、蛸、こんにゃく、彩り野菜、キムチ

・季節のご飯：あぶりさよりご飯　だし仕立て、香の物

・プチデザート：吟醸酒粕の和風ゼリー

 

３.９９０円

 

金・土・日曜日だけの営業です。

 

 

 

アッサジーニ

『アッサジーニ』ってご存知ですか？

 

料理名ではありません…

 

料理の提供スタイルのことです。。

 

南イタリアのトラットリア（居酒屋・大衆食堂）では・・

 

アンティパスト（前菜）・プリモピアット（第一の皿）セコンドピアット（第二の皿）といったコース仕立ての形式ではなく…

 

小皿を次々に提供し、パスタで〆る形式が主流になっています。。

 

スペシャリテ（看板料理）に匹敵する料理を小ポーション（量）で数種類楽しもうという食べ方（提供の仕方）を『アッサジーニ』と云います。。

 （スペインのバルのタパス料理のようですネ…）

 

『ラ・クッカ－ニャ』北区中之島の玉江橋ビル1Ｆ／月休

 

『アッサジーニ』（８皿／2400円）としてメニュー・ボードに提案され、大人気を博しています。。

 

ワインは南イタリア産の白ワインなんかが最高に相性が良いと思いますヨ！

 

８℃ぐらいに冷やしてタンブラーで豪快に…！

 

気分はまるで南イタリア・・

 

 

草喰なかひがし

京都・銀閣寺の参道と哲学の道が交錯するほん近く・・

 

カウンター13席のお店『草喰なかひがし』があります…

 

京都でいや日本でも最も予約の取れないお店のひとつです。。

  

  

 「これが最後のごはんです」

 

「身体が綺麗になったとお客さんがおっしゃいます」とご亭主。

 

この店は中東さんの演じる舞台…

 

いい舞台を観たときに似た感動が心を揺さぶります。。

  

味付けは自然の恵みを生かして繊細で、盛り付けも美しい・・

 

京野菜と山菜、昔ながらに炭火で焼く川魚や鴨料理…

 

朱色のかまど「おくどはん」にかけた釜から噴出す湯気…

 

草喰コンセプトに感服しながら心ゆくまで味わい尽くせます。。

 

興味を引いたのは・・

 

鯉のつけ焼きと餅を（和紙にくるんで凍らせて）粉末にしてレンコンと煮凝りにまぶした一皿！

 

／ご亭主に、これは『エルブジ』のＭｒ．フェラン・アドリアの技法ですか？

 

これは…諏訪地方の伝統的な日本古来の技法です…と教えていただきました。

 

宴の最後は蘇（そ：和風チーズ）と小豆金平糖＆水出しコーヒー。。

 

今度はいつこの舞台を観られるのだろうか…

 

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エルブジ：３年先まで予約で埋まっている、世界で最も予約の取れない、世界で最も人気の高い、スペインのバルセロナにあるレストラン。

 

 

浴衣の君は・・

 

滋賀県と三重県の県境の山奥・・

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴鹿に抜ける山間の渓流沿いにある、三百年前に建てられた「日登美山荘」…

 

新鮮なイワナ料理が味わえる1日1組だけのお宿です。。

 

創業者は大阪・夕陽丘においてアパレル業で一財産築いた方で…

 

紅葉で有名な永源寺近くにワイナリーを興し、山荘を所有し、開放されました。

 

（現在は娘さん夫妻が運営しています。）

 

私はヒョンな事から知り合いになり、１０年程前から度々訪れています。。

 

気の合った紳士・淑女達と・・

 

 

 

 

 

 

 

 

桜やつつじ、紅葉等の四季折々の花を愛でながら…

 

岩魚の塩焼を中心にした季節の山菜料理を囲炉裏の炭火で愉しみます。

 

食材は自家製または近隣の農園産、岩魚も日登美山荘で育てたもので美味。

 

持ち込んだワインで酒池魚林の贅沢三昧・・

 

「あぁ～飲み過ぎちまって…君を抱く気にも～なれないなんて…♪」

 

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プイィ・フュメ・シレックス：

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏　ロワール地方　セントレ地区　ドメ―ヌ・ディディエ・ダグノー　　（プイィ・フュメ最高の造り手）

 

ぶどう品種はソーヴィニヨン・ブラン種１００％
 

 

シレックスの畑の土壌には火打ち石（シレックス）が多く含まれ、豊富なミネラルで強くしっかりした構成のワインに仕上がっています。

 

丁子屋

 

街道沿いに、３００年近くも続く『丁子屋』があります・・

 

湖北の海津と若狭・小浜への分岐点であり、小浜と竹生島を結ぶ巡礼道でもあった

 

古い宿場町の佇まいを残す今津の町並みを少し歩くと、看板が目に飛び込んできます…

 

鴨すきが有名で、文人・佳人たちが度々お忍びで足を運んで来るそうです。。

 

 

 

 

 

 

 

料理はいたってシンプル。。

 

・鯉の洗い　・もろこ網焼き　・うなぎ蒲焼　・鴨すき ・〆のうどん

 

友人たちとワイン２０本、清酒５本を持ち込み、まさに『酒池鴨林』！

 

たらふく食ってオヒラキ。。

 

参加者全員の目が満足でトローンとしていました。。。

 

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参考に：欧州でも鴨料理は伝統的で一般的な料理の一つです。

 

ワインとのマリアージュ（相性）の伝統的なモノを紹介いたします・・

 

カナール・ソバージュ（野鴨）のロティ／リシュブール
 

カナール（鴨）のオー・サン／シャンベルタン

カナール（鴨）・ア・ロランジェ（オレンジ）／ヴァン・ジョーヌ（仏ジュラ地方のワイン・完熟サヴァニャン種使用の白ワイン）

 

食べるエステ／すっぽん鍋・・

 

琵琶湖湖畔沿いの東海道旧街道・膳所の近くに『北むら』はあります・・

 

一日一組だけ日本最高峰の『すっぽん料理』を提供してくれます…

 

この料亭は、他の店とは“月とすっぽん”（？）ほどの違いがあります。。

 

 

『すっぽん鍋』と云えば滋養強壮のイメージが強いんですが…

 

近頃は『食べるエステ』として好評です。。
 

珍味のエンペラー（甲羅縁のゼラチン質）の湯引きなどはコラーゲンが

 

豊富で食べるだけで、翌日にはお肌がツルツルピカピカ。

 

当然最後は『すっぽん雑炊』ときて…これがまた至高の味わい。。

 

 

去年の秋１２人で『北むら』に行きました。

 

合わせた酒は・・

 

福井の酒『白川郷』のにごり…

 

シャサーヌ・モンラッシェ　1996　マグナム…
 

贅沢な宴でした。。。（満足）

 

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シャサーヌ・モンラッシェ：仏、ブルゴーニュ地方

 

コートド・ボーヌ地区　シャサーヌ・モンラッシェ村

 

ぶどう品種はシャルドネ種

 

写真はフォンテーヌ・ガニャール家の2003年

 

 

 

 

ワインはスープなどの汁物とは相性は良くないとされていますが…

 

鋼鉄のように力強いコクと酸が、すっぽんの豊な生命力あふれる旨味と相まって

 

絶妙なマリアージュでした！！

 

２回目（２周り目）の成人式・・

秋桜が咲き乱れる田園の丘の麓に『さかど』はあります・・

 

柳生の里近くの小さな放し飼いの無造作な養鶏場…

 

大和地鶏を予約の数だけさばいて料理してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

２回目の成人を迎える淑女達と『さかど』で祝いの会を催しました・・

 

朝引きのささみと肝の刺身から始まり～ゆで卵～茶碗蒸し～砂ずり・皮・せせり

 

・ささみ・ももなどを石焼とスープ炊きで楽しむシンプルな宴です…

 

ワインは私が所蔵していた

シャトー・デクリュボーカイユ1966、

シャトー・ラミッション・オー・ブリオン1966ほか諸々のワイン…を持ち込み。

 

メインはシャトー・メイネイ1966（ダブルマグナム／４本分ボトル）でした。。

 

 淑女達が…２回目とは思えぬほど初々しいのには驚かされましたネ。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャトー・メイネイといえば・・

 

雅子皇太子妃が嫁がれる時、小和田家での一家団欒の最後の晩餐で供されたワイン

 

として有名です。

 

娘が嫁ぐ時…家族団欒の最後の晩餐、皆さんなら何を選ぶかな？

 

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 シャトー・メイネイ：

 

 

 

 

 

 

 

 フランス、ボルドー地方サンテステフ村

 

ぶどう品種はカベルネソービニヨン他混醸

 

クリュ・ブルジョア・エクセプショナル等級（メドック格付）