吹雪きが舞う中、雪に埋もれたうらぶれた酒場で、コートをの襟をたてて背を丸め
赤く焼けた石油ストーブの傍らで暖をとりながら飲るドブロクと極辛のきんぴらゴボウ・・
これぞ、日本の&日本酒のアイデンティティーとちがうやろか~。
仙台駅から西?の方へ歩くこと10分・・
うらぶれた横丁(文化横丁)の路地奥に『源氏』という酒場があります。
昭和25年の開店やから創業60年ってやつです。
古風な粋の船型天井でコの字のカウンターは、よう酒がしみて年期が入ってます。
酒一本ごとにお通しがでます(開店以来60年続くぬか床の漬物とか温めた豆腐とか)。
酒は四杯まで、最後のお通しは味噌汁。
磨かれた古風な厚手コップで飲む燗酒は、ぬる燗でしみじみ酒の旨さが滲みでてきます。
仙台では『一心』と並んで人気・実力・風情No.1を競うエエ居酒屋です!
その『源氏』の近くにあったおばあちゃん一人でやってはった小さな酒場(今は残念ながら閉店
/個人的にはココが仙台一の酒場やと思っていました)。
そこの『極ピリ辛の極太きんぴらゴボウ』とにごり酒『五郎八』の相性は最高でした。
ばくらい(ほやの塩辛)で飲るのもエエけど、やっぱり『極ピリ辛の極太きんぴらゴボウ』です!
にごり酒『五郎八』は濃醇で甘口でコクがあって滑らか、
口当たりがエエからゆうてグイグイ飲みすぎたらあきまへんで~。
アルコール度数が21度もあるから気いつけなはれや~。
ほんで、きんぴらゴボウやけど、ヤワなきんぴらはあかんで~。
皮つきで、酢水で灰汁抜きせんと炒めたやつで極太で(マッチ棒5~6本分)、
炒める時は刻んだ赤唐辛子は普通の3倍は入れ、醤油も酒も味醂も砂糖も多めで味付けたやつやないとあかんで~!
思いだすだけで酔っ払ってきます。
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≪五郎八≫::新潟 菊水酒造㈱
2006年5月の酒税法改正に伴い『五郎八』の品目が「清酒」から「リキュール」に変更となりました
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール・糖類
原料米(精米歩合):五百万石/こうじ米(70%)
うるち米/掛米(75%)
仕込水:軟水(加治川伏流水)
仕込方法:にごり酒
アルコール分: 21度
日本酒度: -20
酸度: 1.8
アミノ酸度: 1.45
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