苦味は、同じ人でもその日の気分によって感じ方が変わります・・
気分のすぐれない時などは、ごく軽い苦味でも心地よく感じられない…
気分が晴れたときや心が弾んでいる時には、強い苦味が美味しく感じます。。
ブラックコーヒーやホップの苦味のきいたビールを飲む人は、無意識にストレス解消をやってるようなものですネ!
そして、苦味以上に『酸味』は、その時の気分によって感じ方に違いが出る味であることが解っています。
イライラしている時や怒ったりしている時は酸味に対する感覚は鈍くなります。
心にストレスがかかっているとき、酸味のものを口に入れると、心の落ち着きを取り戻すことができるということも解ってきているのです。
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酸っぱいものの本体は酸であり酸は水素イオンと陰イオンで構成されています。
酸っぱい味は水素イオンに由来し、その濃度が高いほど酸味は強いのです。
同じ水素イオン濃度でも陰イオンの種類によって酸味の強さが違います。
酢酸>乳酸>シュウ酸>塩酸
レモンのような柑橘類には クエン酸
ブドウには渋味のある酸味を持つ 酒石酸
ヨーグルトには 乳酸
さわやかな酸味を持つビタミンCの本体は アスコルビン酸
鼻にツーンと来る匂いは揮発性から来ます/酢酸・塩酸(クエン酸・乳酸・酒石酸は揮発性でないのでツーンと来ません)
舌に酸味がはっきりと感じられるのは、PH3.8レベル以下と言われています。
PH4.0~PH5.0レベルでは酸味としては感じられにくいが料理の味に深みをつける上で効果的!
PH6.0レベルでは味がぼけてしまう。
ちょっと専門的過ぎましたかネ…
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