ミートホープにはじまり「白い恋人」の石屋製菓、不二家、赤福、船場吉兆…
大手や老舗で食品を巡る偽装が相次ぎました。。
政治資金や年金記録不備の問題など『偽』まみれを象徴する一年でしたネ。
内部告発によって、その偽装が暴かれた訳で・・
外部の人々は、誰一人その偽装を見破ることができなかった。。
船場吉兆の顧客の中の『食通』と云われる方々にも見破ることが…
『食通』ということさへ『偽』なのでしょうか?
少しばかりの視力があれば誰にでも物は見えます・・
しかし、その物が何を意味しているのかということになると…
そう簡単に解かるわけではありません!
それは、それを『見る眼を具えている』人にだけ見えてくるのだと思います。
そして、そう云う眼を具えるためには、多くの知識と厳しい訓練と、見える外観を突き破って、見えないものを見抜くだけの生き生きとした想像力が必要です。
私たちの社会は今、見えていることをそのままなぞって、ものが見えているかのように思い込む大きな錯覚に陥っているのではないのでしょうか…
眼に映っているものの背後に何があり、何が起こりつつあるのか、ということへの感覚を失いつつあるのではないか…
私たちに今必要なのは・・
『ものを見る眼を具える』こと…
そしてそのために、私たちの知識と想像力とを研ぎすますこと…
そのように思います。。
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因みに「今年の漢字」の2位は「食」3位は「嘘」4位は「疑」…だそうです。
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