ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)は9歳の時、春の祭りの中で出会って以来
ベアトリーチェに熱病に冒されたように恋焦がれます・・
しかし、24歳でベアトリ-チェは夭折…
ダンテは生涯をかけベアトリーチェを詩の中に永遠の存在として賛美することを誓い
『神曲』三篇の中でベアトリーチェを天国に坐して主人公ダンテを助ける永遠の淑女として描いたことはあまりに有名な話です。。
オディロン・ルドン(1840-1916)リトグラフ『ベアトリーチェ』
ベアトリーチェってどんな女性だったのでしょうネ・・?
イタリア女性というと女優ソフィア・ローレンが頭に浮かんでしまい、
豊満さと官能・母性を強くイメージしてしまいますが…
ダンテ・ロセッティ(1828-1882)の絵画『ベアトリーチェの死』
ロセッティは、イギリスのヴィクトリア王朝期の美術に革新をもたらした象徴主義画家。。
自身をダンテその人と思い込みベアトリーチェを生涯追い求め続けた。
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9歳から56歳で死に至るまでベアトリーチェを愛しつづけたダンテ・・
男(人間)ってそれほど長く情熱的でいられるのでしょうか…?
たった一人の女性に、しかも亡くなった後もなお自身が死に至るまで…??
ダンテ家系は現在も存続し「セレーゴ・アリギエーリ」を営んでいるとか。
…ワイン業だそうです。。
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