二階の小部屋に通じる階段を上り詰めた壁には、
フラ=アンジェリコのよく知られた『受胎告知』の絵が、
それこそ無造作に漆喰の壁面に描かれています・・
マリアが天使から受胎を告げられる場面が…
天使の衣の、アンジェリコの美しいヴァイオレットを主体とした色、
トスカーナの山々を思わせるなだらかな曲線とともに描かれています。。
マリアはひたすらに<わたし>の身に起こったことだけを見つめながら・・
どこまでも、自分自身の歌を自分自身の讃歌を歌おうとする。。
私たち人間のいかなる貧しさも弱さも、欠けも恥じも醜ささへも、
それにもかかわらず、そこに大いなることがなされるのを拒むことはできないことを…
マリアは私たちに教える。。
クリスマスは・・
私たちが<貧しさ>や<いやしさ>や<弱さ>にうずくまる時ではなく…
それにもかかわらず、その<貧しきわたし>の上になされつつある<おおいなること>
の方に眼を開く時である。。
Holy night・・
J.S.バッハの<マグニフィカート(Magnificant)>を聴きながら…
一杯の赤ワインと一切れのパンで静かに過ごしたい。。
ワインとは関係のない話しで恐縮ですが
バッハと言えば、先日行った子供たちの発表会で
先生同士で『主よ人の望みの喜びよ』を連弾奏しました。
マリアは、前回の会でグノーの『アヴェ・マリア』を独唱いたしました。
こういう歌を歌ったり弾いたりするのは
結構緊張するもんです(^^;;;
投稿情報: あん | 2006/12/25 08:16