マタイ福音書のクリスマス物語は・・
東からきた博士たちがクリスマスの出来事の最初の目撃者になったと伝える…
彼らは遠い東の地で暗夜に輝く一つの星を見、それを求めて
自らの故郷を後にし砂漠を超えての遥かな旅の果ての
ベツレヘムで、人知れず生まれたイエスにまみえた。
対照的にエルサレムの人々、わけてもヘロデ王、祭司長、律法学者たちは、
この出来事について、はるかに正しい知識を持っているにもかかわらず、
誰一人としてその星を求めて、ベツレヘムまでのわずか8Kmの道を自ら辿ろうとするものはいない。。
結局、大きな富も権力も、正統的な間違いのない信仰も、詳しく正確な知識も、彼らをクリスマスの出来事の目撃者にすることはできなかった…
星を求める博士たちの旅は、平坦にベツレヘムの馬小屋へと通じていたわけではない。
しかし、彼らは旅立った…
自ら、住み慣れた自分の土地を後にし、星を求めて遥かに旅したものだけが、
その旅の果てで、その出来事に行き会えるのだと聖書は告げる。
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「自分のところにいたら何に出会うことも出来ないから旅に出る・・
何かいいものがあったら、必ずこっちから探しに行かなくてはならない。
待っていたら何も来ない。」
/森 有正 『生きることと考えること』
今夜は…一杯の赤ワインと一欠片のパンで静かに過ごそう。。
Oh! Happy Day!
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