今年の6月の終わり頃・・
京都・祇園の『佐々木』で昼食のあと…
時間に余裕があったので京都国立近代美術館に行きました。。
歴史に名を残した2人の巨匠・・
印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841–1919)…
彼の息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワール(1894–1979)…
「家族の肖像」・「自然」・「モデル」・「娯楽と社会生活」の4つのテーマごとに…
父の絵画と関連する息子の映画作品の抜粋を対比して展示するという新しいスタイルのこの展覧会は…
その視点の新しさから大きな話題となりました。
親子の作品に流れる『人間の多様性への深い眼差しに支えられた』芸術的感覚が
温かさや親しみやすさ、そして躍動する生命力となって私を包んでくれて…
それは、何代も続く家族の歴史が育む…
極上のワインのようでした。。
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オーギュスト・ルノワール『陽光の中の裸婦』1876年
光と影のコントラストがきらめく印象派らしい名作。
発表当時、古典的絵画になじんだ人達から「腐った肉のようだ」と酷評されたそうです。
ジャン・ルノワール『草の上の昼食』 1959年
ジャンの映画には父の絵画を想起させる場面が数多く登場します
映画における水や自然、外光への愛着、モデルの扱い方など、ジャンが創作にあたって父の絵画から多くを得ていたことが伺えます。
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