日本酒好きの某女性と小料理屋に行ったときのことです…
突き出しとして『もずくの酢の物』が出てきました。。
すると、その女性は間髪いれずに「日本酒がかわいそう」と言いました。
「折角いい日本酒なのに、日本酒を大切にしている店ではメニューに酢の物を出さないのが普通でしょう?」
酸味の強い料理と合わせるとお酒の方が負けてしまいます。
日本酒より5~10倍の酸度を持つ白ワインでさへ、酸味の強い料理と合わせるのが難しいと言われているのですから。
彼女の発言も一理あると思います…
しかし、私は彼女とは違うことを思いました・・
その店のご亭主は理由があって『酢のもの』を出していると考えたのです。
というのも…
夏の暑い日、キツイ仕事を終え疲れた身体と心にストレスを抱えたお客さんがお店にやってくるのです。
ご亭主は、「お客さんは疲れているので酸味のある食べ物も抵抗なく口に入れることができる」し、「ストレスを和らげて」から…
「丹精込めた料理とお酒を楽しんでもらいたい」とのもてなしの心で、突き出しに『酢のもの』を選んだのではないかと…
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日本酒好きの彼女と私の感じ方で、どちらが正しいのかということを決めようと言うのではありません。
ただ、あまりカタチにこだわらずに、おおらかに楽しんだほうが『美味しい』のではないかと思った次第で…
さて、皆さんは・・?
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