映画『サイドウェイ/Sideways』は、人生のピークが過ぎ、人生の憂さを抱えた男女の
『人生の寄り道』を描いた冴えない物語です。
不確かな人生を見定めて、涙を隠して現実を直視し、決して足元を見失わずに、
自らの手で希望を掴み取ることを望んで…生きる女性。
そんな彼女の思い入れのあるワインが『サッシカイア1988』でした。
主人公のダメ男を諭すシーンで、マヤは語ります。。
「人生は極上のワインのようにそのピークを迎える日まで日ごとに熟成し、
複雑味を増していく、それからはゆっくり坂を下っていくけれど・・・
ピークを過ぎた味わいも捨てがたいものヨ…」
ワインボトルの中には投影される人生が見えるのです・・
私の人生…?
とうの昔にピークを過ぎ去った味わいかなぁ…(悲)
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サッシカイヤ:
ぶどう品種はカベルネ・ソービニオン種とカベルネフラン種の混醸
イタリア・トスカーナ州の赤ワインで単一DOC(伊のワイン法)
スーパー・トスカーナの第一号赤ワインで上質・高級・高価・高人気です。
映画の1シーンと絡めたワインのお話が、とてもお洒落で興味深く、いつも楽しみに読ませていただいています。
今回の「サイドウエイ」の映画。映画はまだ観たことありませんが、このごろ、年齢を重ねるのも悪くないな、と思い始めた私にとって、マヤの言葉はおおいに共感できるものです☆
この映画、是非みたいです!もちろん、ワインを飲みながら・・・
投稿情報: ごん | 2006/09/17 12:40